創立40周年となる日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は、世界で活躍した名選手や現在活躍中の若手選手に関する写真、映像、ゴルフ用品などを多数展示した記念展「日本女子プロゴルフ感動の歩み40年」を、コニカミノルタプラザ(新宿区新宿3)で開催している。
場内には、日本女子プロゴルフ選手権大会の歴代優勝者が使用した用品や優勝カップをはじめ、世界ゴルフ殿堂入りを果たした樋口久子プロ・岡本綾子プロが米ツアーで活躍していた当時の映像、ウエア、キャディーバッグなど、貴重な展示品が並ぶ。LPGA創立の歴史や女子プロゴルフ選手権大会40回の記録もパネルで詳しく紹介している。
7月14日~16日の連休中には、プロを招いてトークイベントが行われたが、台風による悪天候にもかかわらず会場は満席。最初の2日間は、現在解説者として活躍する村口プロが登場。プライベートな話題も交えながら、「宮里藍、大山志保などの若手選手のパワーは、米国の選手にひけをとらない。日本人選手のレベルは着実に上がっているので、これからも期待してほしい」と語った。トークの後には、子どもを対象にゴルフレッスンが行われた。「プロになりたい」と力強く語る横田拓海くん(9歳)の両親は、「ゴルフは何歳になっても続けていけるスポーツ。家族のコミュニケーションの一つでもある」と話してくれた。
16日に登場した有村プロは、前日まで行われていたスタンレーレディースで2位を獲得したこともあり、発言に注目が集まった。「今週末にクラシエフィランソロピーがあるので、また良い成績を上げられるよう、賞金を狙って頑張りたい」と意気込みを見せた。イベント後、報道陣に囲まれてインタビューに応じた同プロは「新宿に来るのは2回目。都会すぎてよく分からないけど、せっかくなので買い物して帰りたい」と、女子プロの中心選手から19歳の1人の女性に戻ったような、安堵の表情を見せた。
開催時間は10時30分~19時(最終日のみ15時まで)。入場無料。7月30日まで。