「黄金のコメディフェスティバル2015」-第3回グランプリはアガリスクエンターテイメント「七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン」 

グランプリを受賞したアガリスクエンターテイメントの面々

グランプリを受賞したアガリスクエンターテイメントの面々

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8月20日から8月30日までの11日間、シアター風姿花伝(新宿区中落合2-1-10)で6団体が参加して開催された小劇場の夏の祭典「黄金のコメディフェスティバル2015」(通称コメフェス)の授賞式が千秋楽の8月30日に行われた。最優秀作品賞(グランプリ)には、アガリスクエンターテイメントの「七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン」が、「優秀作品賞」(準グランプリ)にはバンタムクラスステージの「クロッシング・ハニーズ」が選ばれた。

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 審査員は新井久子(BS日テレ)、鈴木聡(ラッパ屋主宰)、西田シャトナー、手塚宏二(小劇場の応援団長・演劇コラムニスト)、吉田祥二(カンフェティ編集長、ロングランプランニング株式会社取締役)、遠藤隆之介(日本コメディ協会代表)-敬称略の6名。事前申し込みを済ませた5名の高校生審査員と6団体をすべて観た観客にも投票権が与えられて審査に加わった。

 出演団体は、Peachboys、バンタムクラスステージ、劇団鋼鉄村松、スズキプロジェクトバージョンファイブ、モーレツカンパニー、アガリスクエンターテイメント。小劇場の枠を超えて1団体45分という上演時間の中で鍛えられた役者たちが極限まで研ぎ澄ました笑いを競い合った。

今年の特徴は純粋な演劇としてのコメディをめざす劇団とM1王者ノンスタイルの石田明氏が脚本を手がけた団体を同じ土俵で戦わせたことにある。
演劇とお笑いのコメディはまったく異質だが、観客の心を掴んだのは演劇の笑いだった。

コメフェスは演劇界を活性化するために今まで劇場に足を運んだことがない人に劇場に来てもらいたい。それにはコメディが一番観やすいのではという思いで始めたプロジェクト。「今一番面白い劇団を6団体集めました。グランプリに輝いた団体は日本で一番面白い劇団ということになります。テレビにも映画にもない生の舞台の楽しさを感じてほしい」と語るのはコメフェスの起ち上げに尽力し1回目から審査員も務める手塚宏二さん。

 グランプリ作品「七人の語らい/ワイフ・ゴーズ・オン」はコメフェス開催期間中の様子とともにBS日テレで9月12日放映される。時間は24時~25時。

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