小田急百貨店新宿店(新宿区西新宿1、TEL 03-3342-1111)本館11階催物場にて、1月28日から「冬の北海道物産展」が開催される。初登場の3店舗を含む、食品約50店、工芸9店が出店する。
十勝清水町「ドライブインいとう 清水本店」の「ダイヤモンドダスト豚丼」(各日70食限定、1,380円)
今回は旬の蝦夷アワビをテーマ食材に設定し、小樽市「おたる 巽鮨」の「贅沢えぞあわび丼セット」(各日30セット限定、3,240円)など3種類の会場限定メニューを提供する。
景気の上向き傾向を受けて、同店では2013年頃から北海道物産展でウニやカニなどの高級食材メニューを展開し、売れ行きは堅調だという。昨年5月の開催時は、消費税増税直後にも関わらずウニのメニューを販売した寿司店が過去最高の売り上げを記録。また9月には、カニ入りのラーメンが正午には売り切れるほどの人気を博した。広報担当は「普段の生活で出費を抑えた分、『物産展の時くらいは多少値が張っても贅沢なものを』という“メリハリ消費”が見られた」と説明する。
数ある物産展の中でもとりわけ人気の高い北海道物産展は、毎回1日約2万人が訪れる。他店の同様企画と差別化するために、バイヤーは半年をかけ何度も北海道に足を運び、出店者との打ち合わせや試食を重ねながら、会場でしか食べられないメニューの開発や次回に向けた交渉などを行う。
そうした中で生まれたのが、初の試みとなる出店者同士のコラボレーション企画。十勝清水町の豚丼店「ドライブインいとう 清水本店」や札幌市の「札幌ラーメン武蔵」といったさまざまなジャンルの人気店が、チーズコンテストで受賞経験を持つ「町村農場」のチーズを使い限定アレンジメニューを展開する。
「今後もコラボやオリジナルメニュー、また生産者の顔の分かる商品など、ほかでは味わえないものをご提供していきたい」と担当者は話す。
営業時間は10時~20時(最終日は19時まで)。2月4日まで。