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東京オペラシティで「ザハ・ハディド」展-“アンビルトの女王”時代から新国立競技場まで

ザハ・ハディドさん
photo: Brigitte Lacombe
(C)Zaha Hadid Architects

ザハ・ハディドさん photo: Brigitte Lacombe (C)Zaha Hadid Architects

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 東京オペラシティ アートギャラリー(新宿区西新宿3、TEL 03-5777-8600)で、10月18日から「ザハ・ハディド」展が開催される。

〈新国立競技場〉東京 2012-

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 現代の建築界を代表する巨匠の一人であるザハ・ハディドさんの設計は、その前衛的な内容から独立後10年にわたり実作されることはなく、「アンビルト(建設されない)の女王」と呼ばれた。1993年「ヴィトラ社消防所」で初めて竣工の機会を得て以来、次々と大規模なプロジェクトが実現し、2012年、新国立競技場の国際デザインコンクールで最優秀賞に選ばれた。

 同展では、膨大なリサーチを基に描かれたアンビルト時代の貴重なドローイングや日本でのプロジェクト、世界各地で実現した実作の模型やインタラクティブ3Dを含む映像、新国立競技場の応募から最新案までを展示。またハディドさんが手がけたプロダクトデザインなども紹介し、スケールを横断したシームレスな思考にもスポットを当てる。「ドローイングやインテリアなどは、建築が好きな方だけでなく初心者が見ても楽しめる」と同ギャラリーの担当者は話す。

 新国立競技場のコンクール開始当初からハディドさんに注目し個展を計画していたという同ギャラリー。競技場をめぐりさまざまな議論が展開されていることについて担当者は「建築家のいないところで景観や費用だけがクローズアップされている印象。本展を通じてザハ・ハディドのことを知っていただけたら」と話している。

 入場料は一般=1,200円、大・高生=1,000円、中学生以下無料。開館時間は11時~19時(金・土は20時まで/最終入場は閉館30分前まで)。月曜休館(祝日の場合翌火曜/12月22日は開館)。12月23日まで。

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