新宿東口のコニカミノルタプラザ(新宿区新宿3、TEL 03-3225-5001)ギャラリーBで、4月4日より山崎茂さんの写真展「Bench&Chair」が開催される。
山崎さんは1951年神奈川県生まれ。20代の頃に下町を被写体に写真を撮り始める。しばらく写真活動を休止していたが、7年前から再開。2013年に初の個展「下町の紳士淑女たち」を開催した。
20代に撮っていた銀塩フィルムをスキャナーで取り込み、パソコンで見ていた山崎さんは、ベンチやいすに腰掛けている写真が多いことに気付いたという。同展は、そうした写真を集めて“腰掛ける”をテーマにまとめたモノクロプリント約50点を展示する。
「昔の下町の人間っぽさが好きで、中でも座っている人のいる空間に何ともいえない雰囲気を感じて、気付いたらレンズを向けていた。今は街の表情が変わってしまい人も撮りづらくなったが、昭和50年代は人々の心にギスギスした感じがなく、ゆとりがあったと思う。写真から当時のほのぼのとした空気が伝われば」と山崎さんは語る。
開催時間は10時30分~19時(最終日は15時まで)。入場無料。4月14日まで。