東京オペラシティ アートギャラリー(新宿区西新宿3、TEL 03-5353-0756)で9月23日まで、「アートがあればII-9人のコレクターによる個人コレクションの場合」が開催されている。
同展は、一定の収集方針に基づき、作家に対する評価や作品の特性などを考慮した客観的な観点から決定される、良くも悪くもバランスがとれたものになりがちな美術館的コレクションではなく、広く公開することを前提としない9名のコレクターの主観や、興味が色濃く反映している個人のコレクションが展示されている。また9月7 日、14 日、21 日、22 日には同展で出品されている八木良太(やぎ りょうた)さんの作品である氷のレコード「VINYL」からどんな音が奏でられるのかを聴くことができるデモ演奏も。(各日14時から)
「コレクターの興味や関心はそれぞれ異なりますが、単にきれい、かわいいという 基準でコレクションが選ばれていない。本展の見どころは個人コレクションの多様性と可能性です」と企画担当者の堀さん。「個人コレクターならではのすぐれた審美眼や独自の感性を感じ、ただの個人的収集にとどまらないアートコレクションの可能性や、これからのアートシーンの中でコレクターが果たす新たな役割について考える機会になれば」とも。
開館時間は11時から19時まで(金・土は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで)。休館日は月曜日(祝日の場合は翌火曜日)と8月4日(日・全館休館日)。入場料は、一般1000円/大・高生800円/中・小生600円。