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東京オペラシティで「オープン・スペース」-メディアアートや研究プロジェクト紹介

「7つの架空の遊園地のアトラクションを、設計図とCG合成による映像で表現した」というティル・ノヴァクさんの作品「遠心力体験装置」(2011年)。登場するアトラクションはどれも、現実には実現不可能な構造を持っていたり、高速な回転運動を伴ったりするようデザインされているという

「7つの架空の遊園地のアトラクションを、設計図とCG合成による映像で表現した」というティル・ノヴァクさんの作品「遠心力体験装置」(2011年)。登場するアトラクションはどれも、現実には実現不可能な構造を持っていたり、高速な回転運動を伴ったりするようデザインされているという

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 東京オペラシティタワー(新宿区西新宿3)内にある「NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)」(TEL 0120-144199)で5月25日より、「オープン・スペース2013」が開催される。

マンガのなかに鑑賞者を組み込んでいくインタラクティブ・インスタレーション「イデオジェネティック・マシン」

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 ギャラリーやミニシアター、映像アーカイブなど、同センターが持つさまざまな機能を活用し、メディアアート作品や研究機関で進行中のプロジェクトなどを紹介する同展。

 今回は、八谷和彦さんによる「見ることは信じること」や、中ザワヒデキさんの「不可視関数試論」など、メディアアートの代表的な作品のほか、プラプラックス、和田永さん(Open Reel Ensemble)、ucnv、evala+鈴木昭男らによる同展のために制作された新作、「国内の展覧会ではあまり紹介されたことのない」という海外作家の作品などが展示される予定。

 大学などの研究機関の研究成果や事例を紹介する「研究開発コーナー」では、metaPhorest(早稲田大学生命美学プラットフォーム)に所属する複数の研究者やアーティストが多様な形式で展示を行う。そのほか、新進アーティストを紹介するコーナー「エマージェンシーズ!」も設ける。

 約20点から展示し、期間中は各コーナーで数回展示替えを行う予定。5月25日にはノヴァ・ジャンさんと中ザワヒデキさんによるアーティストトーク(14時~)、同26日にはOpen Reel Ensembleによるパフォーマンス(18時30分~)を予定するほか、会期中の毎月第3日曜には学芸スタッフが展示作品について解説する「ギャラリーツアー」(各回20人、事前予約不要)を行う。

 同センター広報担当の赤坂さんは「メディアアートや現代美術に関心の高い方にはもちろんおすすめだが、普段メディアアートに触れる機会が少ない方や、お子さまにもお楽しみいただけるよう、学芸スタッフが展示やイベントを企画している。ぜひお気軽にご来場ください」と呼び掛ける。

 開館時間は11時~18時。月曜と年末年始(12月28日~1月3日)休館。入場無料。2014年3月2日まで。

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