新宿東口にある新宿中村屋本店跡地(新宿区新宿3)で1月21日、商業ビル「(仮称)新宿中村屋ビル」の建て替え工事が着工した。
中村屋は、1901(明治34)年に東京・本郷で創業。1909(明治42)年に本店を新宿に移転し、菓子や食品の製造および販売、レストラン経営などを中心に展開してきた。
今回の建て替えは、ビルの老朽化に伴い行うもの。三井不動産(中央区)へ委託し進められており、開発計画の立案、設計・施工管理、テナント誘致、完成後の建物の管理・運営を同社が行う。
ビルは、地上8階地下2階。延べ床面積は約6400平方メートル、店舗面積は約4200平方メートル。中村屋が地下1階に物販、地下2階と最上階にレストランを出店するほか、他フロアには「ファッションや飲食など複数のテナントを誘致している」(三井不動産の広報担当者)という。「具体的にどのようなテナントが入るかは未定」
なお、工事期間中は、新宿高野ビル6階で「新宿中村屋レストラン」を運営。菓子や食品の販売は通信販売で対応している。
開業は2014年11月を予定。