新宿ビームズジャパン（新宿区新宿3）内にあるギャラリースペース「B GALLERY」（TEL 03-5368-7309）で10月27日より、板坂諭さんの企画展「Place of the Rising Sun」が開催されている。

　板坂さんは、1978（昭和53）年岡山県生まれの建築家・プロダクトデザイナー。既存の枠にとらわれない発想から生まれる、さまざまなコンセプトの建築やプロダクト作品を発表している。昨年には中国メディア主催の「Media Award」で「Annual Original Products Design Award」を受賞。作品「Mushroomlamp」がサンフランシスコ近代美術館に収蔵されるなど、海外でも注目を集める。主宰する「h220430」では、現代社会が抱える多くの難題をインスピレーション源として、照明や家具をはじめとするさまざまな作品を世界に向けて発信している。

　同会場での展示は、今回が初めて。「震災後の仙台を訪れた際に、今回の構想が決まった。変動し、混迷し、そして生まれ変わろうとしている日本にインスピレーションを得て制作した」（板坂さん）という新作を含む全7作品を展示している。「伝統工芸の職人さんの手仕事や、日本をイメージしたデザインが落とし込まれている」（同館広報担当者）。

　11月4日には坂部三樹郎さん（MIKIO SAKABEデザイナー）、同10日には佐藤直樹さん（SOMEWHERE）をゲストに迎え、トークイベントも予定する。各日15時～16時30分。予約定員制で先着30人。

　開催時間は11時～20時。入場無料。11月15日まで。