西新宿にある「芸能花伝舎」(新宿区西新宿6)で10月6日・7日の2日間、「新宿電子楽器祭2012」が開催される。
今年で11回目を迎える同イベントは、主催の日本シンセサイザー・プログラマー協会が、公益活動の一環として開催しているもの。昨年まで「シンセサイザーフェスタ」の名称で開催していたが、「近年、音楽制作のほとんどが電子化され、シンセサイザーがごく自然に使用される世の中に変化してきたこと、本年度より事務局が新宿に移転したこともあり 『新宿電子楽器祭』という名称に変更した」(同協会・上杉さん)という。
会場では、ヤマハやローランド、コルグなどの楽器メーカーや、輸入代理店による最新の電子楽器を展示するほか、シンセサイザーが開発された当初の珍しい楽器を使ったモーガン・フィッシャーさんによるライブステージ、主催者や出展社による「ボーカロイド」や「ダンストラック制作」についてのセミナーなどを予定する。
上杉さんは「初お披露目の製品の展示や、図鑑でしか見たことがないような電子楽器の音をライブで聞くことができるのも、このイベントならでは。電子楽器におけるものづくりの進化や、最先端の事情を知ることができる」と話す。「模擬店も出店するので、まさに文化祭のような雰囲気。普段は興味のない方にこそ来ていただき、異業種とのコラボレーションを考えるきっかけにしていただければ」とも。
開催時間は11時~19時(7日は18時まで)。入場無料。ライブやセミナーへの参加は事前予約できるほか、「当日に立ち見の整理券を配布する予定もある」という(6日「テクノスクール 公式ニコニコ生放送」は配布予定なし)。プログラム詳細などは公式ホームページで確認できる。