東京都健康プラザハイジア(新宿区歌舞伎町2)などで8月18日より、「こどもアートプログラム in 新宿クリエイターズ・フェスタ 2012」が開催される。
同イベントは、8月24日から開催されるアートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ 2012 ~アートと過ごす夏時間」のイベントの一つとして本編に先立ち行われるもの。担当する版画家の蟹江杏さんは「子どもたちの夏休み期間を考慮して日程を設定した」という。本編は昨年に続いて2回目の開催だが、「こどもアートプログラム」は今回が初開催となる。
期間中、「親子で体感、アートの力!~触れて楽しむ・感じて考える」をテーマに掲げ、4つのプログラムを予定する。
18日からは「被災地応援プロジェクト」がスタート。東京都健康プラザハイジア1階アートウォールで「ふくしまそうまのこども絵展」を開催。東日本大震災で被災した福島県相馬地方の子どもたちと蟹江さんが一緒に描いた作品を展示する。来場した子どもが被災地の子どもへ絵手紙を送る「被災地に届けよう、みんなの絵手紙~Post Art プロジェクト」のポスト形オブジェも設置(24日からは新宿通りで展示)。9月2日まで。
19日(10時~16時)には「子どもと描く大壁画ライブペインティング」を開催。旧新宿コマ劇場と、新宿東宝会館跡地の仮囲いの幅16メートルの壁を利用し、元「たま」の石川浩司さんをはじめとするミュージシャンらの生演奏に合わせて蟹江さんと子どもたちで大きな壁画を制作する。
24日~26日(10時~17時)には、グラフィックデザイナーのサダヒロカズノリさん、「折り紙おじさん」こと宮垣秀樹さんなど、さまざまなジャンルのアーティストを講師として招き「アート体験ワークショップ」を開催。25日・26日には、シンガー&ボイスアーティストのおおたか静流さんや、落語家の三遊亭好太郎さんなどが出演する「親子で楽しむミニライブ」も予定する。
蟹江さんは「歌舞伎町というと大人のための街という印象が強いが、創造的で、安全な街。親子でアート体験していただくことによって感じていただけたら」と意気込みを話す。
開催時間や詳細はホームページで確認できる。参加無料。