新宿サブナードのアクアリウム専門店「AQUA FOREST(アクアフォレスト)」(新宿区歌舞伎町1、TEL 03-5367-0765)は2月10日、講習会「森の寺子屋」を開催した。
内容は、水槽の中に砂や石、流木などで土台を作り、そこに水草を植え込むという「アクアテラリウム(水槽に陸地を作ってそこに水草を植えることで生態系を育むこと)」のレイアウトの実演。実演を行ったのは、同店トータルアドバイザーで世界大会で数々の入賞経験をもつ矢沢共一さん。実演開始早々、店頭には20人近くの人だかりができ、矢沢さんの作り出す水槽の世界をスケッチする子どもやメモをとる人、熱心に質問する人などさまざまな姿が見られた。
同店の経営は、名物ライブハウス「DUG」の後を受け継ぎ、パブカフェ「who’s who(フーズフー)」をオープンした八藤薫さんが手がけることから、今回の実演で作られた水槽はフーズフーに納入された。時間の経過で水草が繁茂し、より自然でダイナミックなものになるという。春には業界団体が主宰するコンテストに出品も予定しているという。八藤さんは「ジャズの音でネオンテトラやグッピーをはぐくみたい」と話している。
同店は7年前にオープン。店長の千田義洋さんは、テレビ東京の番組「テレビチャンピオン」のアクアリウム選手権で2連覇を達成しているほか、スタッフそれぞれが大会での受賞経験を有するなど業界内外で実力店として知られている。千田さんは「アクアテラリウムの美しさが当店の特徴。思わず足を止めて頂けるようなレイアウトを心がけている」と話している。
講習会は、熱帯魚の種類や水草の育て方、水槽の管理法、魚の病気の治療法などアクアリウムに関わるさまざまなテーマで実施している。次回は2月24日、10時30分~。参加無料。