初台の東京オペラシティアートギャラリー(新宿区西新宿3、TEL 03-5353-0756)で4月13日から、北野武さんの個展「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展 Fondation Cartier pour l'art contemporain」が開される。
2010年に現代アーティスト「BEAT TAKESHI KITANO」として、パリのカルティエ現代美術財団で個展を開催した北野武さん。同展はパリで展示された作品に新たな作品を加え、北野さんのアーティストとしての側面が見られる日本で初めての個展となる。
展示されるのは、これまでに描きためてきた絵画のほか、べネチアで制作した色鮮やかな「動物花器」やインスタレーション、来場者参加型ワークショップ作品など約70点。インスタレーション作品は初の展示となる。
「パリと同じ作品を新たな空間に合わせて当てはめ、再び展覧会を作り上げていく。フランスの観客の目に映ったものが、日本の人々の目にはどのように映るのかも興味深い」とプレスの川上尚枝さん。
「この展覧会は全体が作品で、アミューズメントパークのような展覧会。来場者に夢を見させ、物事を考えさせ、知的好奇心を刺激し、幸せな気持ちにさせ、大人も子どももゲーム感覚で楽しむことのできる展覧会にパリ中の市民が夢中になった。日本の皆さんも、一緒に新しい『何か』を発見しに来てほしい」と来場を呼び掛ける。
開館時間は11時~19時(金曜・土曜は20時まで)。月曜休館。入場料は、大人=1,300円、大学・高校生=1,000円、中・小学生=800円、未就学児無料、障害者手帳を持っている人とその付き添い1人は無料。9月2日まで。