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ドキュメンタリー映画「がんばっぺフラガール!」、新宿ピカデリーで緊急公開へ

「がんばっぺフラガール!」 ©「がんばっぺフラガール!」製作委員会(ジェイ・シネカノン、Yahoo! JAPAN 他)

「がんばっぺフラガール!」 ©「がんばっぺフラガール!」製作委員会(ジェイ・シネカノン、Yahoo! JAPAN 他)

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 スパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産(福島県いわき市)は9月20日、「フラガール全国きずなキャラバン」を震災から4カ月にわたり追い続けたドキュメンタリー映画を、10月29日から新宿ピカデリー(新宿区新宿3、TEL 03-5367-1144)で緊急公開すると発表した。作品名は「がんばっぺフラガール!~フクシマに生きる。彼女たちのいま~」。

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 今年5月、いわき市内の避難所で慰問公演を行ったのを皮切りに、一般に向けた公演を「新宿タカシマヤ」からスタート。以降、イベント会場、ショッピングモール、ビーチ、駅、空港、野球場、知事への表敬訪問など、全国120カ所以上を訪れた。全国キャラバンは、施設前身の「常磐ハワイアンセンター」のオープン前以来、46年ぶりとなる。

 同作のプロデューサー、アスミック・エース(港区)の石原仁美さんは「3.11の震災で、映画『フラガール』のロケ地が被災した。映画でお世話になった方々に何かできないかと考え、映画の出演者の皆さん(松雪泰子さん、蒼井優さん、富司純子さん、山崎静代さん)と義援金を送ったが、それだけで終わってはいけないという思いが残った。そんな時、スパリゾートハワイアンズが創業当時の全国キャラバンを復活させ、再び地域のために立ち上がったことを聞き、それを記録に残し映画として描くことで、復興の後押しができないかと考えた。自らも被災しているにもかかわらず、全国に笑顔を届けている現在の『フラガール』たち。奇しくも映画『フラガール』で描かれた46年前の困難を再び受け入れざるを得なくなった今、『楽園』をもう一度作ろうと人々は再び立ち上がった。その象徴でもあるフラガールたちの活動を追うことで、地震、津波、原発事故、風評被害の四重苦を背負ってしまった福島に、いわきに、震災に負けずにこんなに元気に頑張っている人たちがいることを、映画を通して、日本はもとより世界中の人たちに知ってもらいたいと思った。彼女たちの笑顔は未来への希望。その輝きをこの映画を通じて少しでも感じていただけたら」とメッセージを寄せる。

 監督は、数多くのドキュメンタリー作品や映画に携わってきた小林正樹さん。音楽は、映画に続きジェイク・シマブクロさんが担当。ナレーションには蒼井優さんを起用する。

 同作は現在も撮影されており、10月1日に営業再開となる同施設でクランクアップを予定する。10月中旬に完成し、同29日の公開を予定する。

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