京王百貨店で冬の恒例「駅弁大会」-高級志向反映も

京王百貨店「駅弁大会」で取り扱われる「ふくめし」

京王百貨店「駅弁大会」で取り扱われる「ふくめし」

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 京王百貨店(新宿区西新宿1、TEL 03-3342-2111)は1月11日より、7階催事場で「第42回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」を開催する。

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 同イベントは、「いかめし」(北海道森駅)や「牛肉どまん中」(山形県米沢駅)など47都道府県の駅弁を一堂に集め販売するもので、1966年の初回以来、毎年冬に開催している名物企画。昨年は期間中、約36万個、6億7千万円を売り上げた。来場者数は通常の約3割増になるという。

 42回目に当たる今回は約200種類の駅弁を用意。「駅弁甲子園」と例えられる品数の多さに加え、約30店に及ぶ弁当業者がブースを展開し「実演販売」を行うのも特徴。

 メーン企画は、食べ比べを楽しむ企画として人気を博している「駅弁対決シリーズ」で、今回は「上質志向を反映」(同店)した「あわびとふぐの高級海鮮食材対決」を実施。あわびを題材にした弁当は、岩手県山田線宮古駅の「磯の鮑の片思い」(2,000円)で、毎回、売り上げ上位にランクインしている「いちご弁当」の製造元、割烹「魚元」が手がける新作弁当。酒蒸しした三陸産あわびを丸ごと1個使用しているのが特徴。販売個数は各日限定600食。対するふぐ弁当は福岡県鹿児島本線小倉駅の「ふくめし」(1,800円)で、手がけたのは対決2度目の登場となる北九州駅弁当。「まふぐ」の湯引きや「かなとふぐ」の炙り一夜干し、「とらふぐ」のすき身明太和えなど3種類の調理法を楽しめるのが特徴。各日限定700食。

 また、1988年に廃船となった青函連絡船(青森-函館)運行当時に函館桟橋で販売していた「つぶ貝弁当」(700円)、「紅鮭弁当」(600円)を復刻販売するほか、横浜ロイヤルパークホテルの総料理長、高橋明さんがプロデュースした「やまゆりポーク2豚(ツートン)弁当」(980円)などの「料理長プロデュース新作駅弁」、ローカル線の風土に注目した「頑張れローカル線シリーズ」福島県会津鉄道会津田島駅「煮込みソースカツ弁当」(1,000円)なども提供する。

 営業時間は10時~20時。1月23日まで。

駅弁大会への道'07

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