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身近な日用品の「ちょっとしたアイデア なるほど展」―新宿京王百貨店

今年で44回目の開催となる「ちょっとしたアイデア なるほど展」(写真は前回のもの)

今年で44回目の開催となる「ちょっとしたアイデア なるほど展」(写真は前回のもの)

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 京王百貨店新宿店(新宿区西新宿1、TEL03-3342-2111)7階で2月25日より、身近な日用品の発明作品を展示する「第44回ちょっとしたアイデア なるほど展」が開催される。

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 主催は婦人発明家協会(文京区)で、全国から公募した発明・考案作品を展示する。同百貨店開店2年目の1965(昭和40)年から毎年春に行なわれ今年で44回を数える。

 今回の募集テーマは「環境保護を配慮した発明品」。生活の改善に役立つ家庭用品や雑貨、高齢化社会を迎えての介護福祉関連商品、災害に備えての防災用品などを募った。応募した発明者はシニア世代の女性が多く、ほとんどが身近な日用雑貨だという。展示されるのは「特賞」13点、「なるほど賞」9点をはじめとする約60点。

 文部科学大臣賞に選ばれたのは神奈川県の田口和江さんの「変身サドルカバー」。自転車のサドルカバーが降雨時にはレインコートとして着用できる作品。日本弁理士会会長賞は青森県・三國えり子さんの「歩行可能な足ポケットを付けた膝掛け&足袋(あしぶくろ)」。膝掛けの裏側に足を通せるポケットを付け、腰に巻いたまま歩行が可能になる。カイロポケットの付いた足袋によって足先も保温される。

 他にも考案者自身が商品の説明や販売を行う「即売コーナー」や、過去の受賞作品を展示する「回顧展」も。「過去の作品が商品化されているものもあり購入することもできる」と同百貨店広報の深山さん。「主婦の方が日常考えていた発明品なので、不便と思っていたことがこんな風に解決されるのかと、そのちょっとした斬新なアイデアがこの展示会の魅力」とも。

 営業時間は10時~20時(3月1日は11時開店、最終日は15時まで)。入場無料。3月2日まで。

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