12月4日、京王プラザホテル南館の壁面に巨大な光のアートが出現した。
抽選で選ばれた宿泊客が、カーテンを開閉してできる窓の明暗で図柄を作るイベント「クリスマスイルミネーションナイト」によるもの。
19時30分、宿泊客が1~2分間隔で部屋のカーテンを一斉に開閉。クリスマスや時事ネタ、干支にちなむ25図柄を表現した。都庁側の正面玄関には約200名の人だかりができ、今年は悠仁様のご誕生、新庄選手なども形どられ、特に荒川選手の「イナバウアー」では見物客から大きな歓声が上がった。
ギャラリーから、動きを指示するモニターを通して宿泊客に質問を投げかける場面も。京王プラザホテルが今年35周年を迎えたことから「今日35歳の誕生日の人は?」との問いに、1名が窓のカーテンを開き、盛り上がりを見せた。
参加したのは、応募総数5,726組から抽選で選ばれた187組。曾祖母からひ孫まで4世代で参加した家族の姿もあった。イベント終了後のビデオ鑑賞会で宿泊客らは「開け閉めのタイミングがずれてはいけないと緊張した」「想像以上に忙しかった」などと話していた。同ホテルの窓は約2メートル四方の大きさで、少ない人で6回以上の開閉だったという。お目当ての西新宿の夜景は、後のお楽しみだったようだ。
イベントは約40分間行われ、企画を担当した同ホテルの山下麻美さんは「みなさんの息が合っていて、例年以上にパーフェクトに近い絵柄ばかりだった」と話していた。