アメリカン・エキスプレス・インターナショナル(東京都杉並区)は11月15 日より、「バーニーズ ニューヨーク新宿店」(新宿区新宿3、TEL 03-3352-1200)など協賛する加盟店で、国際NGO「世界の医療団」(本部=フランス・パリ)への寄付を行なう「アメリカン・エキスプレス・セレクト」チャリティー・キャンペーンを実施している。
同キャンペーンは、アメリカン・エキスプレスのカード会員が対象の20店舗でカードでの支払いをすると優待割引(5パーセント)され、同時にカード利用1回につき100 円を同社が国際NGO「世界の医療団」に寄付するもの。寄付金はポリオワクチンとマラリア対策費用など、基礎的な医療向上のために役立てられる。
同社は、1983 年に米国で自由の女神修復プロジェクトを実施し、社会貢献型マーケティングの先駆的事例を作った。以来、カード会員と加盟店とのネットワークを活用し、社会貢献とビジネスの促進を両立するプログラムを世界各国で実施。カード会員や加盟店と共同で行うことにより、より多くの寄付金を集められるだけでなく、支援するNGO の認知向上にも貢献している。
同NGOは、1980 年にフランスにて設立。世界各地に医療や保健衛生分野の専門ボランティアを派遣し、人道医療支援に取り組む国際NGO。国籍、人種、思想、宗教などのあらゆる壁を越え、世界で最も弱い立場にある人々に支援を行なっている。
同社副社長の斎藤満理さんは「当社は良き企業市民であることを大切にしており、このキャンペーンを通じ、ポリオやマラリアの撲滅というグローバルな課題の認知度を高め、少しでも多くの命を救うことに貢献できれば」と話す。
対象店舗は、「バーニーズ ニューヨーク」(新宿店、銀座店、横浜店)とアパレルブランド「バナナ・リパブリック」(一部店舗除く、全国17 店舗)。12 月14 日まで。
ポリオとマラリアの現状について。
ポリオは、非常に感染力の強いウィルスによって起こる病気。感染した子どもが1人でも存在する限り、ほかの全ての子どもたちがポリオ感染の危険にさらされる。1度ポリオにかかると治癒することが不可能な深刻な病気だが、予防することは可能。マラリアは、世界の100 以上の国で発症が確認され、毎年3-5 億人が感染し、100万~200万人の命が失われている。マラリアは早期の治療により命が救える。