![今年8月に開催したワークショップ「オーケストラと遊ぼう」の様子](https://images.keizai.biz/shinjuku_keizai/headline/1222924524.jpg)
新宿区は10月より、東京フィルハーモニー交響楽団(新宿区西新宿3)のメンバーが直接指導する講座「ファミリー音楽教室」を開く。
同講座は、幅広い世代に音楽や楽器に親しんでもらおうと、新宿区が同楽団の協力を得て今年から始まった企画「ファミリー音・楽・館」の一環。「音楽の持つ不思議な力を、子どもたちの心に届けたい」をコンセプトに、コンサートやミュージックラボ、ワークショップなど、さまざまなイベントを用意する。
今回の募集は、バイオリン・チェロ・フルート・トランペットの経験がある小学3年生~中学生・高校生以上の各50人。少人数で編成するクラスに分かれ、同劇団員が直接指導を行う。講座プログラムの修了者は、来年1月25日に新宿文化センター(新宿6)大ホールで行われるメーンコンサートに参加することができる。
同区文化観光国際係の担当者は「日本を代表するオーケストラの楽団員に指導を受けられるまたとない機会。プロの指導で腕を磨き、音楽の楽しさを体感してほしい」と参加を呼び掛けている。
開講日は10月25日、11月1日・16日、12月14日・28日、来年1月12日・17日の全7回。開講時間は10時~19時の間の90分程度。受講無料。申し込みは10月6日まで。応募者多数の場合は抽選で受講者を決める。。同区ホームページに詳細を掲載する。
同楽団は1911年、名古屋・いとう呉服店(現・松坂屋)の「音楽隊」として誕生した日本最古のオーケストラ。東京交響楽団と改名した以降、日本初演オペラなどを上演。第二次世界大戦での活動中止を経て、1945年に東京フィルハーモニー交響楽団となり現在へ至る。演奏会の本拠地はBunkamuraオーチャードホール(渋谷区)。