
ホテル「&Here SHINJUKU(アンドヒア新宿)」(新宿区新宿2)が9月25日、西新宿に開業した。同ブランドはインバウンドを主なターゲットとし、多人数・長期滞在に対応しており、上野、大阪府難波に続く3号店となる。
客室は、トリプル、フォース、スイートの全65室。エントランスには、新宿区内に工房を構える「富田染工芸」が手がけたタペストリーを備える。新宿は、かつて京都や金沢と並ぶ日本三大染色産地の一つで、その歴史と伝統を再解釈し、エントランスのデザインに取り入れたという。タペストリーのグラフィックは、アーティストの宮入圭太さんが手がけた。
同ホテルブランドの開発・運営を手がける日鉄興和不動産(港区)都市事業本部の宮澤咲也香さんは「新宿店では物件ごとに異なる企画を展開しており、本件ではコンセプトに『NEO PUBLIC HOUSE-緑に囲まれた新しい街の社交場-』を掲げた」と話す。
「特徴として、あえてフロントを11階に配置し、新宿の夜景を楽しめる仕掛けを施した。客室のアート照明、共用部のアートやDJブース、屋外テラスなど、館内の随所に地域性が感じられるよう工夫をちりばめた」とも。
「滞在を通じて、都会のにぎわいと安らぎの両面を味わいながら、心身ともにリチャージできる居場所を提供できればうれしい」と利用を呼びかける。
15時チェックイン、11時チェックアウト。宿泊料金は1人約3万5,970円~。