東京オペラシティ アートギャラリー（新宿区西新宿3）で4月18日から、精神科医・高橋龍太郎さんの収集による“高橋コレクション”の展示会『高橋コレクション展 ミラー・ニューロン』が開催される。

　「高橋コレクション」は、精神科医・高橋龍太郎さんの収集による現代アートのコレクション。1990年代に収集を本格化させた高橋さんは、奈良美智・村上隆・会田誠・ヤノベケンジといった日本を代表する作家たちを早い時期から注目、彼らの重要作品を次々と収集することで、現代アートのコレクターとして名を馳せた。

　同展は、高橋さんが日本のアートと文化を考えるためのキーワードとして提案する「ミラー・ニューロン」をタイトルに掲げ、コレクションから歴史的な視野から作品を選出。草間彌生、舟越桂、Chim↑Pom、名和晃平ら52作家、約140点の作品を通し、日本の現代アートの流れを読み解いていく。

　『1990年代以降の日本のアートシーンを俯瞰するうえで欠かせない存在として、高い評価を得てきました。近年ではより幅広いコレクションを志向し、「もの派」をはじめキャリアの長い作家なども積極的に収集する姿勢を見せています。高橋氏の収集に注ぐ情熱は、つねに日本のアート、日本の文化に対する溢れる愛情と透徹した眼差しに裏打ちされているのです。』と、ホームページではコレクションの魅力が語られている。

　会期は6月28日まで。開館時間は11時～19時（金・土は11時～20時／いずれも最終入場は閉館30分前まで）。休館日は月曜日（5月4日は開館）。入場料は、一般：1200円、大学・高校生：800円、中学生以下は無料。