リーガロイヤルホテル東京（新宿区戸塚町1、TEL03-5285-1121）は新宿区早稲田にゆかりの深い文豪・夏目漱石にちなんだ秋の宿泊プラン「漱石の足跡（あしあと）2014」を販売している。

客室の一例（ツインルーム）

　早稲田駅近くの新宿区喜久井町で生まれた夏目漱石は、明治40（1907）年から亡くなる大正5（1916）年まで、早稲田南町7丁目（現在の新宿区立漱石公園）にあった「漱石山房」で過ごした。同プランは、ホテル周辺に今も残る漱石ゆかりの場所を巡る散策や客室での読書を楽しめるというもの。宿泊特典として、「ダイニング フェリオ」での和洋朝食ビュッフェや漱石の著作・ブックカバープレゼント、ホテルオリジナルの散策マップや小冊子が付く。「足跡巡りは散歩コースとしてちょうどいい距離。マップを片手に秋の街歩きを楽しんで」と担当者。

　新宿区では、漱石生誕150周年にあたる2017年の開館を目指し、記念館「漱石山房（仮称）」の整備基金を設立。同プランは2010年にも実施し好評を得ているが、今回はこの基金を応援する意味も。広報担当者は「お配りする冊子の中にも基金に関するご案内が入っているので、ぜひそちらにも目を通していただけたら。本プランを通じて皆さんに改めて夏目漱石の魅力を発信し、基金の助けとなるよう支援の輪を広げていきたい」と話す。

　料金は1泊1人＝1万2,000円（4名利用時）から。販売期間は2015年3月31日まで。料金の詳細等は同ホテルのホームページで。