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新宿御苑で内藤とうがらしイベント開催-売り口上実演やオリジナルメニュー、東京産野菜の販売も

前回人気だった内藤とうがらしの苗販売

前回人気だった内藤とうがらしの苗販売

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 新宿御苑(新宿区内藤町11)で、6月7日と8日の2日間、内藤とうがらしの魅力を発信するイベント「帰ってきた内藤とうがらし~400年前、新宿御苑」が開催される。

内藤とうがらしのうまみを引き出したケーキ

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 内藤とうがらしは、徳川家康から新宿御苑一帯を領地として受領した内藤家が下屋敷で栽培を始め広まった伝統野菜。明治以降の開発とともに畑は減り栽培されなくなったが、近年復活・普及のための取り組みが四谷や高田馬場など区内各地で行われている。国民公園協会新宿御苑支部では、今年のゴールデンウイークに初めてイベントを開催。今回はその第2弾となる。

 園内の売店では内藤とうがらしの加工品や苗、東京産野菜などを販売するほか、七味唐辛子売りの口上実演も行われる。また前回好評を博した内藤とうがらしと江戸東京野菜を使ったオリジナル弁当「新宿内藤とうがらしめし」も、中身を変えて再登場する。

 国民公園協会新宿御苑の本荘さんは、「とうがらしは初心者でも栽培が簡単なので、ご家庭で育てるために苗を購入される方が多い。また近隣の小学校などでも栽培が行われており、地域で内藤とうがらしの輪が広がっている」と話す。

 園内の「レストランゆりのき」では、東京産野菜のサラダバイキング、内藤とうがらしとエゾシカ肉を使ったカレーやスパゲッティー、内藤とうがらし入りケーキなどオリジナルメニューが提供される。さらにレストラン内で、とうがらし文化研究家の「げんどう」さん、太田原とうがらしの郷づくり推進協議会(栃木県)の吉岡博美さん、料理研究家の宮崎里恵さんによる「ピリカラセミナー」が実施される(各日10時30分~、13時30分~)。

 「内藤とうがらしは辛さがマイルドで、料理も辛みよりうまみを引き出してあるのでお子さんでも召し上がれる」と本荘さん。「環境月間の無料開園日で、園内のアジサイやバラもちょうど見頃なので、ぜひこの機会に初夏の新宿御苑に足を運んでいただけたら」とも。

 開催時間は9時~16時。両日とも環境月間(6月)の取組みの一環として入園料無料。雨天決行。

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