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OZONEで「センス オブ モーエンセン」-ボーエ・モーエンセン生誕100年

ボーエ・モーエンセン(1914~1972)

ボーエ・モーエンセン(1914~1972)

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 西新宿のリビングデザインセンターOZONE(新宿区西新宿3、TEL 03-5322-6500)5階のノルディックフォルムで、4月3日よりデンマークの家具デザイナー、ボーエ・モーエンセンの生誕100年を記念した展示「センス オブ モーエンセン」が開催される。

「ウィングバックチェア 2204」のファブリックバージョン

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 1914年生まれのボーエ・モーエンセンは、コペンハーゲン芸術工芸学校家具科や王立芸術アカデミー家具科で家具デザインを学び、デンマーク近代家具デザインの先駆者であるコーア・クリントやモーエンス・コッホに師事。実用性に富み暮らしに根ざしたデザインを数多く世に送り出した。同年生まれのハンス・J・ウェグナーとはよきライバルであり無二の親友でもあったといわれ、1944年には共作で「スポーツバックチェア」を発表している。

 代表作の一つとされるのが、「ウィングバックチェア 2204」。重厚で風格のあるイギリスの伝統的スタイルを生かしながらも、家庭用として愛されるようモーエンセンがリ・デザインした。同展示では、珍しいファブリックバージョンが登場。広報の河村さんは、「革張りのものよりややお求めやすい価格になるため、比較的若い世代の方にも取り入れやすくなるのでは」と話す。

 「北欧家具の魅力は、奇をてらうことなく実用性や使い心地を重視し、日常の中にデザインが溶け込み根付いているところ。だからこそ色あせず時代を超えて愛され続けている」と河村さん。今回の展示アイテムは「ウイングバックチェア 2204」をはじめ「J39 シェーカーチェア」「スパニッシュチェア」など計6点で、「家具単体でなくテーブルや小物を合わせてコーディネートした展示になっているので、上質ないすのある豊かな暮らしのシーンをイメージしてもらえたら」とも。

 開催時間は10時30分~19時。水曜休館(祝日を除く)。入場無料。4月22日まで。

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