紀伊國屋書店新宿本店(新宿区新宿3、TEL 03-3354-0131)7階で現在、エア本屋「いか文庫」によるフェア「いか文庫的新宿本」が開催されている。
「いか文庫」は、実店舗を持たず、ネット通販も行っていない「エア本屋」。2011年にイベントを通じて知り合った「店主」「バイトくん」「バイトちゃん」の3人が運営しれている。
「店主」こと粕川さんによれば、「雑談中に『もし自分の本屋を持つとしたら』という話になり、『いか文庫』という名前を思いついた」という。それ以降、「どのようにすれば、本を楽しく売買できるのか」を「妄想」しながら、フリーペーパー「いか文庫新聞」やツイッター、イベントなどを通して情報を発信している。
書店でフェアを開催するのは、今回で2回目。「いか文庫的新宿本」と銘打ち、スタッフ3人が「独断で選書した」新宿にまつわる本を紹介・販売。全てにPOPを付け、セレクトの理由などを表記。村上春樹さんの「ノルウェイの森」(講談社)、渡辺克巳さんの「新宿、インド、新宿」(ポット出版)、阿部夜郎さんの「深夜食堂」(小学館)など多様な書籍をそろえる。「会期中は何度でも楽しんでいただけるように、少しずつラインアップに手を加えて行こうと思っている」とも。
店頭ではフリーペーパー「いか文庫新聞」最新号も配布するほか、購入特典も用意する。
営業時間は10時~21時。2013年1月31日まで。