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新宿3丁目にワインバー「コケティッシュ」-和風家庭料理、ワインと一緒に

スタイリッシュな内装に、和のテイストを取り入れた店内

スタイリッシュな内装に、和のテイストを取り入れた店内

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 新宿3丁目に「Newstalgic Wine Bar Coquettish(コケティッシュ)」(新宿区新宿3、TEL 03-6380-0729)がオープンして約2カ月たった。オープン日は8月23日。運営はアクロデマンド(新宿区)。

ワインと一緒に提供する「関東炊きおでん」

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 店舗面積は約17坪。カウンター7席、テーブル4席、ソファ5席、個室(要予約)10席の計26席。打ちっぱなしの壁面、タイル地の床を採用しスタイリッシュな内装で、刀だんすをテーブル代わりに置き、店内随所に「こけし」を飾るなど和テイストを取り入れた。「和室に洋風の家具を取り入れる『大正モダン』の逆のアプローチをした」(店主の小山さん)という。

 コンセプトは、「懐かしくて新しい、おかずとワインのバー」。「クレマン・ド・リムー・レ・グレムノス」(1杯800円)や「マ・ド・ジャニーニ」(1杯500円)などのワインと共に、「関東炊きおでん」(5個1,000円)や「特大ほっけ塩焼き」(800円)などのフードメニューを提供する。

 小山さんは、ソムリエ・田崎真也さんの講演会で聞いた「湯のみなどでワインをがぶがぶ気軽に飲むようになったとき、本当に定着したといえるんじゃないか」という言葉に感銘を受けたという。「割烹など敷居が高い和食ではなく、お母さんの作ってくれた煮物や焼き魚、アジフライなどのカジュアルな『おかず』とワインを一緒に楽しんでいただきたいと思った」

 料理のメニューにも工夫を凝らしている。これからの季節に提供するというビーフシチューには隠し味に八丁みそを使用。「発酵食品を使うことで、ワインとの相性をより良くする」という。煮物に使うだしには、魚独特の風合いを避けるため、血合いの入っていないかつお節を使うという。「当たり前のような料理を、より丁寧に作るようにしている」

 豊富に取りそろえるのは、チーズ。フランスで開催されるチーズ取扱者の世界大会「インターナショナルカゼウスアワード」で2位となったチーズソムリエの井上裕子が選んだチーズ約11種を提供している。「とてもレベルの高いものを600円から提供している。他ではなかなか出せないのでは」と小山さん。

 今後については「2店舗目、3店舗目と展開していきたい。『たこ焼きとワイン』など、また新しい提案をしていければ」とも。

 営業時間は18時~24時。日曜・祝日定休。

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