新宿パークタワーギャラリー1(新宿区西新宿3、TEL 03-5322-6640)では2月16日より、写真展「第3回西新宿定点撮影映像写真展『脈動する超高層都市、激変記録37年』」が開催される。
同展は、高度成長期を含む1969年から2006年の間、超高層都市が築かれていく「西新宿」を定点撮影した「記録写真」を展示するもの。2005年に1回目を開催、好評によるアンコール展に次ぐ3度目の開催。2度の開催では合わせて約7,000人を動員したという。
展示面積は約180平方メートル。写真のタイトルには撮影日がそのまま使用され、「1964年4月10日」「1977年12月30日」「2000年7月10日」などが記された写真約25点を展示するほか、定点観測を続けた「西新宿の模型」も設置する。
定点撮影の発起人は、企業のCI(=コーポレーションアイデンティティー)やブランド戦略を手がけるPAOS代表の中西元男さん。「日本で最も変化していく場所を克明に記録すること」をテーマに「西新宿」を被写体に選び、山田脩二さん、田中一光さん、垂見健吾さん、嶋村秀人さんら4人のカメラマンがリレー形式で37年間、定期的に撮影を行った。
過去2回の開催が西新宿の変貌を振り返る内容だったのに対し、同展は、20~30年後の西新宿を考えるという「これからの魅力的な都市づくり」をテーマに設定。2月17日には同テーマに基づいたシンポジウムも開催する。内容は、六本木の開発プロジェクト「東京ミッドタウン」事業部長の市川俊英さんの講演と、内閣官房都市再生戦略チーム座長の伊藤滋さんや中山弘子区長などをパネリストに迎えたパネルディスカッションの2部で構成される。参加無料。
開催時間は10時30分~18時30分。同25日まで。