紀伊国屋サザンシアター（渋谷区千駄ヶ谷5、TEL 03-5361-3321）で6月20日より、KOKAMI@network vol.11「リンダリンダ」が上演される。

　鴻上尚史さんのプロデュースユニット「KOKAMI@network」の第11弾となる同公演。ABBAの楽曲のみで構成されたミュージカル「マンマミーア」に刺激を受けた鴻上さんが創り出した日本版カタログ型ミュージカル。劇は、ザ・ブルーハーツの楽曲18曲とともに構成されている。2004年に同ユニット第6弾として初演されたものを8年ぶりに再演する。鴻上さんにとっては2012年1月の劇団第三舞台が解散した後、初のプロデュース公演となる。

　同作品は、夢見る時期を過ぎた若者たちが現実と対峙（たいじ）し、あがく姿を描いた音楽劇。鴻上さんは「またこの作品を上演できることに興奮している。ロックが永遠の反抗、持続する抗議だとすれば、本当のロックとは何か？本当の反抗とは何か、を考えた作品。サザンシアターをライブハウスにするつもり。心と身体の汗をかきに来てほしい」と話す。

　出演は、同作の初演で舞台デビューを果たした松岡充さんのほか、伊礼彼方さん、星野真里さん、丸尾丸一郎さん、高橋由美子さん、大高洋夫さんなど総勢15人。

　宣伝担当者は「ザ・ブルーハーツの最高の音楽に乗せて、夢を見続けたいと願う全ての人たちの背中を押すような物語。初演で初舞台を踏んだ松岡充の成長ぶりにも期待してほしい」と話す。

　6月25日、7月3日・10日・17日は休演。公演時間は日によって異なる。料金は8,400円（前売り・当日共通、全席指定）、25歳以下限定の「U-25チケット」は6,000円（身分証の提示が必要）。チケットは発売中。7月22日まで。