ゴールデン街を舞台にしたドラマ「深夜食堂」、今秋再び放送へ

「深夜食堂」マスター役の小林薫さん(写真は前シリーズのもの) ©2011安倍夜郎・小学館/「深夜食堂」製作委員会

「深夜食堂」マスター役の小林薫さん(写真は前シリーズのもの) ©2011安倍夜郎・小学館/「深夜食堂」製作委員会

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 新宿・ゴールデン街を舞台にしたドラマ「深夜食堂」(TBS系)の「第2部」が、主要スタッフ・キャストはそのままに製作され、この秋放送される。8月20日に発表された。

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 店名は「めしや」。壁に貼られているメニューは「豚汁定食」のみ。深夜0時から朝7時まで営業する、店主を取り囲むカウンター席だけの小さな食堂。水商売、ヤクザ、売れない役者や演歌歌手、ストリッパーにAV男優、謎の男、OL三人組、ゲイ、流しの歌手、刑事…。さまざまな癖のある人物が、寡黙なマスターに吸い寄せられるように「深夜食堂」を訪れ、ひっそりとドラマが語られる――。

 「ビックコミックオリジナル」(小学館)で連載中の安倍夜郎さんの同名コミックを2009年秋にドラマ化。演出に、映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の松岡錠司監督、映画「マイ・バック・ページ」の山下敦弘監督を迎え、フードスタイリストには、映画「かもめ食堂」の飯島奈美さんを起用。放映時に話題を集め、ギャラクシー賞(第47回テレビ部門 選奨)を受賞し、韓国からリメークのオファーも。

 新シリーズには、演出陣に映画「毎日かあさん」の小林聖太郎監督が、脚本には映画「Wの悲劇」「探偵物語」のベテラン荒井晴彦さんの参加が決定。マスター役の小林薫さんをはじめ、常連客の綾田俊樹さん、不破万作さん、松重豊さん、光石研さんなどの顔ぶれがそろう。

 「(このドラマの魅力は)個性的なキャスティングも魅力的だったが、グルメとは180度違った、とはいえB級グルメなるものとも一味違った懐かしい料理の数々では。予算が無い、故に不便な場所へのスタジオ通い。無い無い尽くしの番組ではあったが、プロデューサー、松岡監督以下の執念さえ感じている。松岡、山下監督らがいなければあのテイストは実現しなかったはず」と小林薫さん。「今回は前回にも増して、小林聖太郎さん、荒井晴彦さんらが加わり、大変パワーアップしていて楽しみ。僕自身は、ただカウンターの内に立っていれば良いだけの役なのだが、味のある、(常連客役の)不破万作さんや綾田俊樹さんらの芝居をこっそりのぞいていられるのも、何とも楽しい時間ではある」とも。

 アミューズ(渋谷区)プロデューサーの遠藤日登思さんは「皆さまからの熱いご声援のおかげで『深夜食堂』続編を製作できることに感謝している。『めしや』、再び開店。マスター役の小林薫さんはじめ、個性的な常連さんたち、各話のすてきなゲストが登場。もちろん、おいしい料理をご用意して、皆さまのご来店をお待ちしている」と話す。

 10月より、深夜帯に放送予定(曜日・時間未定)。

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