小田急電鉄新宿駅のホームで8月2日、特別ラッピング電車「小田急 F-Train」の発表会が行われ「ドラえもん」が応援に駆け付けた。
小田急沿線の川崎市多摩区に建設中の「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」が来月3日にオープンすることを記念し、ドラえもん、パーマン、オバケのQ太郎、キテレツ大百科、エスパー魔美、チンプイ、21エモンなど、藤子・F・不二雄の代表的10作品のキャラクターでラッピングした特別電車を運行する。
「通勤型の3000形車両をラッピングした。10両一編成を丸ごと漫画でラッピングしたのは当社では初めて」と同電鉄の嶋崎章臣専務。車両外観のほか、つり革や中づり広告、ドアのシールなど車内各所にもキャラクターをあしらう。全10両のラッピングはそれぞれデザインが異なり、同一車両でも両サイドで異なるデザインが楽しめる。
「ネーミングの『F』は、藤子先生の『F』と、『夢のある未来』へ走っていく列車となるよう『Future(未来)』の『F』を取って命名した」と嶋崎専務。3日より小田急線全線(小田急線、江ノ島線、多摩線)で運行し、「1年間をめどに運行を予定している」と同電鉄広報担当者。