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新宿の花園神社で「酉の市」-商売繁盛「飾り熊手」求め毎年60万人

大勢の参拝者でにぎわう、花園神社の酉の市

大勢の参拝者でにぎわう、花園神社の酉の市

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 新宿・靖国通り沿いの花園神社(新宿区新宿5、TEL 03-3209-5265)で11月18日・19日、「大酉祭(酉の市)」の「二の酉」が行われる。

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 酉の市は関東特有の行事で、同神社では明治時代より始まった。大鳥神社の祭神である日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東夷征伐の戦勝祈願をし、帰還時にお礼参りをしたことにちなみ、命日である11月の酉の日に行われてきた。大鳥神社は花園神社の境内に鎮座しており、神社における家紋、社紋には「鳳凰の丸」が用いられている。

 境内には1,000灯以上の奉納ちょうちんが並び、開運招福・商売繁盛・家内安全を願う「飾り熊手」の露店約60店、境内と靖国通り沿いにはそのほかの露店約200店が出店する。臨時仮設小屋を設けて興行物を行う「見世物小屋」も登場。前夜祭を含め、毎年60万人を動員する。東京では、浅草・長国寺や門前仲町・富岡八幡宮でも行われる。

 「飾り熊手」には七福神、おかめ、大判小判、米俵、鯛など色鮮やかな縁起物が飾られる。価格はサイズや飾りによって異なる。小さなものは1,000円程度で、大きなものは5万円以上。

 同神社事務局の担当者は「酉の市は、新宿の秋の夜の風物詩。師走を迎える街に欠かせない。花園神社の名物、見世物小屋の内容は来てからのお楽しみ」と話す。

 「一の酉」(前夜祭=今月6日、本祭=7日)には大勢の参拝者が訪れた。「二の酉」前夜祭=今月18日、本祭=19日。前夜祭は18時~翌2時。本祭は12時~翌2時。

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