一般社団法人 日本ボーイスカウト東京連盟は、所属するスカウト・保護者・指導者2,589名が回答したを意識調査の第2弾として、保護者1,052名が回答した「子どもの成長と非認知能力」に関する結果を発表します。
子どもの精神的な成長(自立心・責任感・主体性)を最も感じる活動として67.9%がボーイスカウト活動を選び、学習塾・進学塾(2.7%)を大きく上回りました。
また88.9%が、野外での実体験が学力テストでは測れない「やり抜く力(非認知能力)」を育てていると実感しています。
■ 調査結果サマリー
88.9% 非認知能力を育てていると実感
85.6% 学校や他の習い事では代替できない
87.4% 「10年後の入試の正解は机の外に」に共感
■ 調査の背景 ―― テストで測れない力を、どこで育てるか
大学入試改革や企業採用の変化により、学力テストでは測れない非認知能力(やり抜く力・自立心・他者と協働する力)への注目が高まっています。文部科学省の学習指導要領でも「学びに向かう力」として重視されるなか、それを育てる場は学校や塾だけなのか――。野外での実体験を軸に活動するボーイスカウト東京連盟は、最も近くで子どもを見てきた保護者1,052名に、成長の実感を尋ねました。
1. 精神的成長を最も感じる場所、1位は「ボーイスカウト活動」67.9%
? 67.9%が「ボーイスカウト活動」と回答――2位スポーツ教室・部活動(13.9%)の約5倍
? 2.7%――「学習塾・進学塾」と答えた保護者はごく少数
習い事の選択肢が多様化するなか、自立心・責任感・主体性という「心の成長」を感じる場としては、野外での実体験を伴うボーイスカウト活動が突出する結果となりました。

図1:子どもの精神的な成長を最も感じる活動(保護者 n=1,052)
2. 88.9%が「やり抜く力(非認知能力)が育っている」
? 88.9%が野外活動・キャンプの経験が非認知能力を育てていると回答(非常に感じる44.6%)
「机に向かっていない時間」の経験が、将来の入試や社会で必要とされるやり抜く力を育てていると感じる保護者は約9割。否定的な回答はわずか1.4%でした。

図2:非認知能力を育てていると感じるか(保護者 n=1,052)
3. 「この体験は、他では代えがきかない」85.6%
? 85.6%がリスク管理・火の扱い・集団生活などの体験は「学校や他の習い事では代替できない」
? 87.4%が「10年後の入試の正解は、机の外にある」という考えに共感
3人に1人(34.2%)は「全く代替できない(ここでのみ得られる)」と回答。教育サービスが多様化する現代においても、実体験を通じた学びの独自性が保護者に強く認識されています。

図3:この体験は他の習い事や学校教育で代替できるか(保護者 n=1,052)
4. 一方で、家庭への「持ち帰り」は道半ば ― 50.4%
スカウト活動を始めてから家庭での自発的行動(手伝い・自律的な準備・挨拶など)が増えたと感じる保護者は50.4%と半数にとどまりました。活動の場で育まれた力を日常生活へ橋渡しすることは、当連盟の今後の課題です。プログラムと家庭との連携を強化し、成長が家庭でも実感される活動づくりを進めます。
■ 子どもたち自身も「将来の武器になる」と実感
同調査でスカウト本人(479名)に尋ねたところ、76.0%が机の外の経験を「将来の入試や就職で自分の武器になる」と回答(「偏差値以上に強い武器になる」24.4%、「内面的な自信として役立つ」51.6%)。保護者の実感と子ども自身の手応えが一致しています。
■ 東京連盟コミッショナー 古谷真一郎のコメント
「体験が、子どもを強くする。」今回の保護者の皆様の圧倒的な実感は、私たちが提供してきた活動の価値そのものです。私たちが挑むのは、子ども自身の主体性を引き出す環境設計です。仲間と共に課題に向き合い、自分で考え、行動し、社会で役立つ経験を積む。その『体験の力』の積み重ねこそが、これからの社会を支える人間力を育むと確信しています。
■ 本調査シリーズについて
本調査「東京連盟 意識調査アンケート vol.1」の結果は、テーマ別に順次発表しています。
調査結果の全体版は当連盟Webサイトに掲載していきます。
https://scout.tokyo/press-release/
■ 調査概要
調査名:東京連盟 意識調査アンケート vol.1
調査対象:東京連盟所属のスカウト・保護者・指導者
調査方法:Webアンケート
調査期間:2026年5月15日〜6月30日
有効回答数:2,589件(本リリースは保護者1,052名の回答を中心に構成)
■ 本件に関するお問い合わせ
一般社団法人 日本ボーイスカウト東京連盟 事務局
https://scout.tokyo/
info@scout.tokyo