歌舞伎町のライブハウス・ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1、TEL 03-3205-6864)で12月1日、漫才師(B&B)島田洋七さんのトークライブ「笑魂伝承」が開催される。
島田さんは1950年広島県生まれ、吉本興業所属。75年、島田洋八さんとB&Bを結成し東京へ進出、「もみじまんじゅう!」などのギャグで人気を博した。最近では祖母との思い出を綴った私小説「佐賀のがばいばあちゃん」(徳間書店)がシリーズ3部作で160万部を超えるベストセラーとなり、吉行和子さん主演で映画化され、新春にはドラマ放映も決定している。
同イベントは2003年から隔月で開催しているもの。島田さんが、祖母から得た知恵やビートたけしさんとの「親密」交際について、家族とのエピソードから、お笑いについての討議まで、テレビではあまり明かされることのない内容のトークが披露されることから固定客を掴んでいる。最近では「がばいばあちゃん」で元気をもらったという高齢者女性の来場も目立つという。今回は、ゲストに若手お笑い芸人の陣内智則さんを迎える。
同店は、飲食しながらトークを聞く「居酒屋スタイル」で、芸能・音楽・サブカルチャーなど多彩なテーマのイベントを開催している名物店。「黒のタイルの枚数が足りなかった」ことから生まれた白黒のチェック柄の床は、全国のライブハウスのオーナーが模倣し、ライブハウスを象徴する一つの柄として定着している。リリーフランキーさん直筆によるステージ壁面の巨大イラストも名物。
島田さんは「様々な人が集まり、色々な人生が垣間見えるのが新宿で、アメリカに例えたらニューヨークに近い。こういう場所じゃないと芸も育たないと思う。このホールは楽屋で話をしているような感覚になるのでつい本音がポッと出る。ぜひ皆さんにも筋書きのない笑いを体感してもらいたい」と話している。
開演時間は20時。チケット代は、前売り=2,000円、当日=2,300円(飲食代別)。定員150名。