古写真170点「幕末から明治そこに生きた人々」写真展

「幕末から明治そこに生きた人々」写真展
第一回遣欧使節 正使・竹内下野守一行文久2年(1862)
(写真=日本カメラ財団所蔵)

「幕末から明治そこに生きた人々」写真展 第一回遣欧使節 正使・竹内下野守一行文久2年(1862) (写真=日本カメラ財団所蔵)

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 新宿高野ビル4階のギャラリー「コニカミノルタプラザ」(新宿区新宿3、TEL 03-3225-5001)は11月3日より、写真展「幕末から明治、そこに生きた人々~古写真で感じる当時の日本~」を開催している。

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 同展は、通常見かける機会の少ない「古写真」約170点を体験型の展示で紹介するもの。写真が日本に伝わったのは、江戸時代末期で日本人が写された最古の銀板写真のレプリカをはじめ、幕末期から明治初期は日本人や外国人カメラマンによって撮影された日本の風景や人々、明治期になって老廃していく江戸城などがある。明治10年には東京で130軒近くの写真館があるほど写真は普及し、来日した外国人をターゲットに絵付師によって彩色が施された1冊に50枚から100枚ほどの写真帖も売られていた。会場では、こうした土産用写真の中から風俗写真を中心に拡大展示し、当時の人々の生活がどのようであったかの解説を交えて紹介している。当時の貴重な写真帖も展示。

 同ギャラリー担当者は「古写真がここまで多くの枚数が展示されるのは珍しく、今回の企画は写真の中身を通じて当時の日本の空気や雰囲気を知ってもらうのが目的であるため、見やすく拡大し展示している」と話している。

 開館時間は10時30分~19時。最終日は15時まで。11月20日まで。入場無料。

コニカミノルタプラザ

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