新宿歌舞伎町「シネシティ」で11月23日より開催される映画祭「東京国際シネシティフェスティバル2006」（通称「TOKYO シネフェス」）の上映作品が決定した。

　同フェスは、21年間に渡って開催され2005年に幕を閉じた「東京国際ファンタスティック映画祭」が、「元祖・青空シネコン」と称される歌舞伎町シネシティに舞台を移し「映画ファンと映画製作者が出会う映画祭『シネシティ』」として生まれ変わるもの。

　会場は「新宿ミラノ1」（1,064席）で、上映作品はシリーズ21作目になる「007／カジノ・ロワイヤル」から始まり、30年前に北朝鮮拉致事件に巻き込まれた横田めぐみさんのドキュメンタリー「めぐみ－引き裂かれた家族の30年」、瀬尾まいこさんのベストセラー小説を映画化した「幸福な食卓」、コミック界のカリスマ松本大洋さんの最新映画化で、二宮和也さん、蒼井優さんが声の出演をする「鉄コン筋クリート」、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン主演の「ディバーテッド」など。

　ほかに、英ロックバンド、クイーンの「フレディ・マーキュリー没後15年メモリアル・フィルム・コンサート」も上映し、ヴォーカリストのフレディ・マーキュリーの命日である24日は献花台が設置するほか、「あずみ」「ゴジラ FINAL WARS」など手掛けた北村龍平監督の「LOVEDEATH」を上映。26日はゲストに北村龍平監督、武田真治さん、NorAさんを迎える。新しいクリエーター発掘を目的としたデジタル作品の「デジPOPコンペティション」では、一般公募で選ばれた10作品を上映しグランプリを決定する。11月27日まで。

東京国際シネシティフェスティバル2006