36年前に初公開された映画「ゴッドファーザー」が現在、新宿バルト9(新宿区新宿3、TEL 03-5369-4955)などで世界初のデジタル上映されている。
同作品は1972年度アカデミー賞作品・主演男優賞(マーロン・ブランド)・脚色賞(フランシス・フォード・コッポラ)を受賞。内容は、マフィア一家のドンを主軸に、人間関係を緻密(ちみつ)に描き、抗争シーンなどで世界に衝撃を与え続けた不朽の名作。
新宿バルト9をはじめとしたT・ジョイ(東京都中央区)の運営するシネマコンプレックスでは多種多様なデジタルコンテンツを上映し、デジタル(DLP)化を推奨し続けている。同館では過去の実績から、今回の「ゴッドファーザー」上映に至ったという。
観賞客からは「小道具や、髪の毛、肌の質感などすべてが鮮明になり、貴重な体験だった」と言う声が寄せられている。
広報担当の杉本幸子さんは「DVDやブルーレイを持っている人も多いかと思うが、公開当時の美しい映像を劇場で見ることで、感動の再発見をしてもらえれば」と話す。
上映は1月16日までを予定。