飲食店経営を手がける三光マーケティングフーズ(新宿区西新宿2、TEL 03-5908-2111)は6月17日、フランチャイズレストラン「周之家」などを運営するアジアンエイト(千代田区)の株式を取得し子会社化することで基本合意した。
三光マーケティングフーズは、居酒屋業態店の「東方見聞録」「かくれ伽」「月の雫」などを展開し、年商は247億円(2007年6月30日現在)。アジアンエイトは、中華レストラン「周之家」を、原宿本店をはじめ都内に6店舗を展開するほか、飲食店のフランチャイズ展開などにより今年3月期の売上高は7億5,800万円。
子会社化について、三光マーケティングフーズ広報担当者は「両社が培ってきたそれぞれの顧客基盤、ノウハウ等を融合させ、より付加価値の高いサービスをお客様に提供し、さらなる成長を目指す。また、当社の物流ルートを活用することにより、アジアンエイトのコスト削減を見込むなど、多面的なシナジー効果を期待している」と話す。
取得金額、アジアンエイトの店舗再編については「ようやく基本合意に至ったところで、まだ話せる段階ではない」(同)としながらも、アジアンエイトとの新業態展開には「強い魅力を感じる」(同)という。周之家については、「ブランドは守っていきたい。良い部分と不採算部分を明確にしてさらなるブランディング強化につなげていきたい」(同)とも。