新宿で「新型インフルエンザに備える訓練」-トリアージ訓練も

区の予防課ではインフルエンザ対策についてさまざまな提案をホームページなどで行っている

区の予防課ではインフルエンザ対策についてさまざまな提案をホームページなどで行っている

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 新宿区保健所(新宿区新宿5、TEL 03-5273-3859)は2月15日、「新型インフルエンザの国内発生に備える訓練」を同所屋上で実施した。

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 新型インフルエンザウイルスは、動物のインフルエンザウイルスが人に感染し、人から人へ爆発的に感染する恐れのあるもので、現在は特に鳥類からの感染が危険視されている。今回は、日本国内で新型インフルエンザのパンデミック(大流行)のリスクが高まったという状況を想定し、新宿区職員、新宿区医師会の医師、四谷消防署員らが、トリアージ(大事故、大規模災害など多数の傷病者が発生した場合に救命の順序を決めるもの)訓練などを行った。

 莫大な昼間人口を抱えている新宿は、実際の被害想定が難しく、「危機管理やパニックの対処などは国の政策と共同して行っていくもの」(同区予防課)だが、まずは医療現場での手順の確認・対処法構築のために、「専門分野の訓練を行った」(同)という。

 同課は「新型インフルエンザの猛威を想定すると、国が滅亡して新宿だけ生き残るということはありえない。今後は国の機関と連動した対策を考慮しつつ、広報活動などを重視してすべての人に危機意識を持ってもらうように心がけていく」と話している。

新宿区予防課

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