新宿観光振興協会(新宿区西新宿6)が公式インスタグラムを開設して1カ月がたった。
新宿では1950年代から、企業など民間主導の複数の団体が行政と連携しながら、それぞれにイベントを行うなど観光事業に関わってきた。2014(平成26)年、より発展的な観光事業の振興を目指し一つになったのが同協会で、イベントのほか観光に関する情報の収集、発信や、まちの特性を生かした新しい観光資源の開発、創出などに努める。
協会設立時から効果的な観光PRと、来街者の増加、回遊性の向上などを目的にホームページ、フェイスブック(日本語版、英語版)、ツイッターを運用してきたが、今回「より幅広く多くの人に新宿区の魅力を発信したい」とインスタグラムを開設した。
「新宿の風景」として西新宿のオフィスビル群、歌舞伎町、新宿通りなどのイメージを組み合わせた写真から投稿を始め、続いて新宿区を5エリア(新宿駅周辺、四谷、神楽坂、高田馬場・早稲田・大久保、落合)に分け、それぞれのエリアを紹介する。
企画・広報を担当する齋藤恵子さんは「『新宿に行ってみたくなる。足を運んでみたくなる』ことを大事なポイントと考えている。これまで活用していたSNSは区内で実施されるイベント情報などが主だったが、より年齢層が少し低くなることを想定し、話題のスポットやグルメ・エンタメ情報など、9月以降徐々に本格的な発信をしていきたい」と話す。
「少しずつフォロワーも増え、新宿の街の情報を求めている人が多いという実感がある。『夜の街』といったイメージもある新宿だが、自然も豊かに広がり、歴史や文化、最先端のカルチャーにも触れることができるなど、幅広い魅力を持つ新宿を伝えられるアカウントにしていきたい」と意気込む。