ビームス(渋谷区)の新たなプロジェクト「駄菓子じゃぱん」が現在、新宿の「BEAMS JAPAN(ビームス ジャパン)」(新宿区新宿3、TEL 03-5368-7300)で行われている。
経済産業省によると、駄菓子店店主の高齢化、コンビニエンスストアの台頭などにより駄菓子店はここ50年で約90%減少したという。同プロジェクトは日本の駄菓子文化を盛り上げ未来へ継承しようと、駄菓子メーカーのやおきん(墨田区)、チロルチョコ(千代田区)、有楽製菓(小平市)、おやつカンパニー(三重県)の4社とコラボし展開する。
店内には「大人も子どもも楽しめる空間」「未来に駄菓子屋があったとしたら」をテーマに、宇宙空間に駄菓子屋があるような、未来の駄菓子屋イメージした内装を設営。「ベビースターバンダナ」「ブラックサンダー サコッシュ」「チロルチョコ ネックレス」「うまい棒 クリアバッグ」の4つのコラボ商品を並べる。ビームス クリエイティブ社長の池内光さんは「駄菓子がコミュニケーションのきっかけになるような商品を4社と企画した。どの商品も駄菓子を身近に感じてもらえるようなデザインになっている」と話す。
おやつカンパニー社長の手島文雄さんは「ビームスというフィルターを介し、駄菓子に異なる角度から光を当てることで、意外性や話題性を持った楽しさ、懐かしさなどを発信し、駄菓子屋という貴重な文化を未来に継承していきたい」と話す。
ほかにコラボ商品になっている4社の菓子がぴったり入るポケットの付いた「駄菓子ベスト」や、同プロジェクトのキービジュアルを手がけるイラストレーター金安亮さんが描き下ろしたイラストをデザインしたTシャツやバケットハット、エコバッグも販売する。チロルチョコ社長の松尾裕二さんは「駄菓子とアパレルという全く異なる業界同士が関わった、今までにない楽しい企画。出来上がった商品も思わずくすっとしてしまうようなユニークなグッズで、駄菓子と共に楽しんでもらえるのでは」と話す。
営業時間は11時~20時。5月8日まで。