テレワークシステムの開発などを行うバルテック(新宿区)が、本社にSDGsやテレワークをテーマにしたショールーム(西新宿6)をオープンして2カ月半がたった。
在宅勤務中のパソコンや外出先でも個人のスマホから会社の電話番号を発着信したりFAXしたりできるクラウド電話「MOT/TEL(モッテル)」、スマホで出勤・退勤の打刻ができる「勤怠管理システム」、自宅から会社のパソコンを操作できるリモートアクセス「V-Warp(ブイワープ)」、オフィスの受付を無人化して内線に直接つながる受付システム 「MOT/Phone受付システム」など、リモートアクセスツールを展示する。
同社は事業を通じ、SDGsへの取り組みも行う。同ショールームは、災害時の事業継続、女性も等しく働くことのできるテレワーク環境の実現、廃材を出さずに再利用できるオフィス設計などを体験することができる。
広報室の森本拓志さんは「テレワークの普及に伴い、さまざまな企業が当社のクラウドPBXサービス(インターネット上での通信・通話)やリモートアクセスツールを導入、継続利用してくれ、BCP(事業継続)対策や働き方改革にもつながるツールとしての認知度も高まってきた。オフィスや自宅にウェブ会議のためのスペースが欲しいなどのニーズもありショールームをオープンした」と説明する。
パーツを再加工して使える「捨てないオフィス家具」をコンセプトに今年の春、開発・販売を始めた個室のウェブ会議ブース「EDOブース」も体験できる。施設予約システム、スマートロック、課金システムと連携し、レンタルオフィスや空きスペースの収益化にも対応する。
森本さんは「企業のお客さまを中心にオープン以来、多く足を運んでもらっている。中でも『EDOブース』の見学が多く、特に今年に入って需要が高まっている。体験した人からは『木製個室なので、圧迫感がなく集中して作業できる。スペースの雰囲気とマッチしやすい。リラックスしてミーティングできる』『低価格(27万2800円)なのに重厚感がある」などと好評を得ている』と話す。
見学時間は平日9時~17時。事前に電話かメールでの連絡が必要。