新宿区をホームタウンとするサッカークラブ「Criacao Shinjuku(クリアソン新宿)」が10月4日、「WE LOVE SHINJUKU ! MATCH」と題した試合をライブ配信する。
Criacao(新宿区)が運営する同クラブは、2005(平成17)年、現在同クラブ代表を務める丸山和大さんが結成したチームを前身とする。現チームは、元プロサッカー選手、大学のサークル出身者、大学生で構成し、多くの選手がさまざまな企業に所属し、フルタイム社員と選手を両立しながら活動している。
2019年6月から正式に同区サッカー協会の代表チームとなり、同年「関東サッカーリーグ2部」で優勝した。今季は昇格した同「1部」で戦う。チームのキャプテンで広報も担当する井筒陸也さんは「『サッカーを通じて世の中に感動を創造し続ける存在でありたい』をミッションに掲げ、競技にとどまらず、新宿区の地域活性やスポーツと触れ合う機会の創出、スポーツを軸にしたキャリア支援、人材育成などの事業を手掛けている」と話す。
同サッカーリーグ1部前期は新型コロナウイルスで中止となり、クラブも集団での活動を約3カ月間自粛し、オンライントレーニングを中心に活動していた。「サッカー部に所属する中高生や指導者に向けた室内トレーニングメニューや、新宿の文化や街並みが感じられるような区内のお薦めランニングルートを作成して提供するほか、セミナー、オンラインセッションを開くなど、新たなプロジェクトにも取り組んだ」と井筒さん。
新宿マッチとしてライブ配信するのは、後期第9節となる「流経大ドラゴンズ龍ヶ崎」との試合で、赤羽スポーツの森公園競技場で行われるもの。試合は感染予防対策として無観客で行われる。
井筒さんは「リーグ戦最終節に当たり、新宿にフォーカスした試合として街を盛り上げていくことができればと考えた。新宿にまつわるクイズや、新宿のさまざまな場所からエールをつなぐ動画なども合わせて配信する予定。コロナ禍でなかなか連携が取りにくい中、新宿を大切に思う方々がつながり合っていければ」と話す。
配信時間は13時45分ごろから試合終了まで。