新宿ケイズシネマ(新宿区新宿3)で7月11日、映画「河童の女」が公開される。
同作品は上田慎一郎さんが監督した映画「カメラを止めるな!」などを輩出したENBUゼミナール主催「シネマプロジェクト」第9弾最新作。監督は同作品が劇場公開の長編映画デビューとなる辻野正樹さん。16人のキャストに加え、ベテラン俳優の近藤芳正さんも出演。とある民宿を舞台に長編映画初主演の青野竜平さん、郷田明希さん2人が織り成す物語。トラウマを抱えながらも懸命に生きる人々の姿を描き、「クスッと笑えるエピソードと共に最後はホッと温かい気持ちに包まれるストーリー」だという。
同館では先着50人の観客に、オリジナルの布製マスクを進呈する。プロデューサーの市橋浩司さんは「新型コロナによる緊急事態宣言中、映画館で映画が見られないことが本当に残念だった。解除後も、映画館を訪れることを不安に思っている方もいらっしゃるので、対策がしっかり取られた映画館で映画を見ていただくことは安心、安全だということを伝えたいなと思っていた。そこで、繰り返し使える布マスクをプレゼントすることで、久しぶりに映画館で映画を見るきっかけになればいいなと考えた」と話す。「もちろん、多くの映画がある中、この作品に興味を持ちお越しいただく方への感謝の気持ちが一番」とも。
新宿ケイズシネマのほか、池袋シネマ・ロサなどでも順次公開。