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新宿に住まい機能持つオフィス「12 SHINJUKU」 築古ビルリノベーションし再生

新宿にオープンする予定の「12 SHINJUKU」のイメージ

新宿にオープンする予定の「12 SHINJUKU」のイメージ

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 新宿駅に直結したミライナタワー(ニュウマン)に隣接するオフィスビル(新宿区西新宿1)が「12 SHINJUKU(ジュウニ シンジュク)」としてリノベーションされ、8月中旬にオープンする。

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 同プロジェクトを手掛けるのは、「暮らし、生活をリノベーションする」をコンセプトに、既存建物の改修、再生を手掛けるリビタ(目黒区)。これまでシェア型賃貸住宅「シェアプレイス」の運営や、100平米超の面積を有し、立地と資産価値にこだわったマンションを紹介する「R100 TOKYO」などを展開。

 ほかに印刷工場をオフィス商業複合施設にコンバージョンした「TABLOID」(港区海岸)や、シェア型複合施設「the C」(内神田)、大人の部活が生まれる街のシェアスペース「BUKATSUDO」(みなとみらい)など、「暮らす」にとどまらず「働く」「遊ぶ」「学ぶ」などに領域を広げたプロジェクトの企画、プロデュース、運営も手掛ける。2016年にはホテル事業「THE SHARE HOTELS」の展開も始めた。

 コンセプトは「暮らしを自由にするオフィス」で、オフィス内にキッチンやLDK、ベッドルームなど住まいの機能の一部を持たせることで、新しい働き方や暮らし方を提案する。

 ビルは築39年の旧耐震オフィスビル。担当者は「東京五輪に向けて都心を中心に大型オフィスビルの大量供給が予定されている一方、老朽化した中小規模の築古オフィスビルは空室率の上昇や遊休化が想定される」と話す。

 「バスタ新宿に隣接し、地方へのアクセスが良い当ビルのメリットを最大限活かしながら、『働く』『住む』だけに止まらない、新たな暮らし方のスタイル、生き方を知るきっかけに出合うことができる場所づくりができれば」とも。

 名前には、オフィスを「住(じゅう)に」、暮らしを「自由に」の意味も込める。施設内は10~25人で仕事ができるミドルオフィス、5~12人向けのスモールオフィス、2~5人向けのブースオフィス、1~2人用の固定ブース、フリーデスクのほか、外部の人も利用できるシェアキッチン、イベントセミナースペース、会議室、入居者とその家族のみが利用できるLDK、ベッドルーム、オフィス利用者や来館者が使えるルーフトップを備える予定。

 「オフィスと自宅のある地方の2拠点、多拠点暮らしや、子どもと一緒に出勤してオフィスで仕事をするなど柔軟な働き方、暮らし方を提案していければ」と意気込みを見せる。

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