新宿中央公園(新宿区西新宿2)で10月14日、「新宿 One Asia 文化祭」が開催される。
フードトラックでハラール料理を代表しローストビーフを提供する「サムライキッチン」
2013年「日本ASEAN友好40年」を機に始まった音楽交流イベント「ONE ASIAジョイントコンサート」は、日本の和楽器奏者による音楽ユニットとアジア4カ国の伝統楽器奏者が共演。カンボジアの世界遺産アンコールワットを皮切りにタイ、インドネシア、ベトナムなどで公演を重ねてきた。
2016年にはアジアの伝統楽器のみの交響楽団「ONE ASIA クラシック・オーケストラ」を結成し、シンガポールで「ワールドプレミアライブ」を行った。同イベントは、10月13日に開催される同楽団初の日本公演を記念して開くもの。
広報担当の金子真由子さんは「尺八やしの笛など日本の楽器のほか、ベトナムのダン・バウ、フィリピンのクリンタン、インドネシアのスリン、ブルネイのバンシなど日頃あまり触れることのない伝統楽器が身近に体験できる」と話す。
同オーケストラの総勢33人の奏者が、「交響曲第9番」やアジア各国の音楽メドレーなどアコースティックライブを披露する。実際にアジアの伝統楽器を演奏できるワークショップではプロの演奏者たちが楽器の触り方なども教えるという。
会場にはシンガポールやタイ、マレーシアを代表する料理のほかハラール料理などが楽しめるフードトラックも集結。同イベントのメインビジュアルを手掛けたイラストレーター小池アミイゴさんの描き下ろし原画展示や「だれでも絵が描けるワークショップ」、日本の間伐材を使った木玉のプールや、木の折り紙ワークショップなども行う予定。
「音楽も食べ物もそれぞれの国をテーマにしたイベントはあるが、一堂に集まるのは珍しいのでは。さまざまな人種の方が集まる新宿で、アジアの音楽や料理を一日楽しんでいただけたら。民族衣装を身に着けて来てもらうのも歓迎」と呼び掛ける。
開催時間は10時30分~19時30分。入場無料。ライブやワークショップの詳細はホームページで確認できる。