新宿区の呼び掛けで今夏も「新宿打ち水大作戦」が始まった。ヒートアイランド現象や地球温暖化への対策として2012年から行われている。
アスファルトやコンクリートが多い区内は日中の日差しの蓄熱により、夜間も気温が下がりにくい。昔ながらの風習である打ち水をすることで熱せられた地面が冷え、周辺の気温を下げることができる。
ホームページで個人から企業まで幅広く参加者を募り、さまざまな場所で打ち水を行う。効果的な時間帯は気温が上がる前の朝と気温が下がり始める夕方。希望者には「ひしゃく」やのぼり旗も貸し出す。
昨年は115団体、1万2316人が参加。「涼を楽しみながらエコ活動にも関心を持ってもらえたのでは」「浴衣の参加者もいて見た目にも涼しく感じられた」「水をまいた後の風がひんやりとして心地いい」などの感想が寄せられているという。
実施は9月15日まで。期間外に行う場合は要相談。