ニコンプラザ新宿(新宿区西新宿1)で5月9日から、写真の楽しみを広げるイベント「フォトカルチャーウィーク クロッシング 2017」が開催される。
「クロッシング=写真が集まる交差点」として2015年から行われる同イベントは今年で3回目。毎年さまざまなジャンルから講師を迎え、トークセッション、フォトライブ、通常は有料で行う写真講座の無料開催、公開フォトレッスンなどを行う。
担当の河村さんは「写真を軸にしつつ、写真とは異なる分野で活動する作家の方々などを招いたトークショーが中心なので、これまで写真に興味がなかった人をはじめ、幅広い方々に気軽に足を運んでもらえたら」と話す。
ギターの生演奏を聴きながら「愛(いと)しい生命・愛しい地球」と題し、作家のロバート・ハリスさんが写真家とトークを行うセミナーのほか、イラストレーターなど多方面で活動するリリー・フランキーさんが、写真家・石井麻木さんとともに東日本大震災の6年間、風景や音楽、映画の世界を写した15年間について対談する。
「写真に興味のある方には、日頃のニコンの活動を中心に紹介できたら」と会員制ニッコールクラブの公開フォトレッスンも行う。「クラブの顧問が直接応募者の作品をアドバイスする。見学は自由なので、写真を囲んでの講師と参加者の対話など、会場でしか味わえない生のやりとりを体験しスキルアップにつなげてもらえたら」と河村さん。
ニコンカレッジ公開講座は写真家の上田晃司さんを講師に、アクションカメラ「KeyMission」の使い方や、簡単に撮影できる360°動画のテクニックなどを紹介する講座ほか9講座を予定する。
「会場で写真集制作の現場を再現したり、写真集が生まれるまでの裏側について語り合ったりするセミナーもあるので、仕事帰りなどに気軽に立ち寄ってもらえたら。写真を楽しむきっかけづくりになれれば」と来場を呼び掛ける。
セミナーへの参加は要事前予約。当日の観覧は自由。参加無料。今月15日まで。