新宿経ランキング-夏休みの海外旅行、人気の渡航先は?

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 新宿経済新聞とエイチ・アイ・エス(HIS、新宿区西新宿)は7月31日、今夏の「海外旅行渡航先人気ランキング」を発表した。

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 新宿経ランキングは、新宿経済新聞が主体となり「広域新宿圏」に位置する企業や店舗に調査を依頼し、消費者ニーズの動向をランキング形式で掲出し定点観測するもの。第6回目のテーマは、4月に行った「ゴールデンウィーク期間中の海外旅行ツアー人気ランキング」に引き続き、HISトラベルワンダーランド新宿本社(渋谷区千駄ヶ谷5)の協力を得て、「夏休み期間中の海外旅行での人気渡航先ベスト10」を発表した。

 前回はそれぞれのツアーについて人気の度合いを調査したが、今回はツアー全体を渡航先別に集計し、同本社の窓口調査結果を加味したランキングになっている。新宿南口エリアに位置する同本社を訪れる来客者は、男性=20代(38%)、女性=20代(52%)と20代が最も多く、次いで男性=30代(37%)、女性=30代(28%)と、20~30代が約7割を占めている。上位10位のランキングは下記の通り。

1、ホノルル(米領ハワイ)
2、グアム(米領グアム)
3、ソウル(韓国)
4、バンコク(タイ)
5、バリ島(インドネシア)
6、台湾(中国台湾地域)
7、上海(中国)
8、香港(中国)
9、ロンドン(英国)
10、ロサンゼルス(米国)

 年間を通して人気の高いホノルル・グアム・ソウルが上位にランクインしたが、中でもホノルルは人気の伸びがあった。その理由について同社の吉原所長は「ワイキキに加え、注目のニュースポット『ワイキキビーチウォーク』が誕生し、リピーター人気に拍車がかかった」と話す。韓流ブームが落ち着いたとはいえソウルも堅調で、女性客を中心に人気を集めた。

 アジア圏では中国人気が高まっており、台湾・上海・香港と、3都市がランクイン。「シニア層を中心に中国の人気が非常に高まっている」(吉原所長)。番外情報として、今回はまだランク外だがマカオの人気が急上昇中で、そろそろ3都市に割って入る勢いを見せている。吉原所長は「マカオは最近環境整備が進み、観光客の受け入れ態勢が格段に良くなっている。以前は治安面などで敬遠されがちだったが、カジノなど遊行施設も充実している地域なので潜在能力が非常に高い。これから確実に人気の渡航先になるのでは」と分析する。

 ロンドンは「ハリー・ポッターのような装飾が細かい古い建物がたくさん残っていて大変趣き深い。夏でも涼しく観光しやすいため、この時期に人気が出る」(吉原所長)、ロサンゼルスは「ハリウッド、ディズニー、サンタモニカ、チャイナタウンと、十分な観光資源にささえられている」(吉原所長)と、盤石な人気を獲得した。

 前述のマカオについては、「成田発着 日本航空チャーター便で行く世界遺産の街 マカオ4日間」(料金=6万9,800円~12万4,000円、出発=8月13日限定)というツアーに若干の席が残っており、「今からでもまだマカオの楽しさを満喫できる」(吉原所長)ほか、グアムやカナディアンロッキー、モンゴルのカラコルムなどが、「残席わずかとなっているツアーの中でもお勧めのプログラム」(吉原所長)という。

エイチ・アイ・エス

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