東急ハンズ新宿店(渋谷区千駄ヶ谷5)で1月23日から、落合・中井の冬の風物イベント「染の小道」の2月末開催に先駆けたコラボ企画が行われる。
昨年10月の伝統工芸士、田邊慶子さんの手描き友禅染ワークショップに続くコラボ第2弾。
今回は5階売り場に昨年まで「道のギャラリー」に飾られたのれんを展示するほか、染色関連の小物販売を合わせ20組の染色作家の作品を並べる。
染の小道実行委員会サポーター担当の坂井遼さんは「のれんは染色作家さんが丹精込めて作り上げるが、開催中のたった3日間しか見ていただくことができず、しかも当日雨が降ると飾れない場合もある。もっと染色作家さんにスポットを当てた企画を考えたいと実行委員会で話し合っていた矢先に東急ハンズさんから声を掛けていただいた」と振り返る。「今回の展示会場は家具売り場。インテリアとしてののれんもイメージしやすい。道のギャラリーで展示されたのれんを間近でゆっくりと見ていだければ」とも。
ワークショップは組みひも体験「ストラップ」、手描き友禅体験「ハンカチ」、紅型(びんがた)体験「ランチョンマット」、更紗体験「トートバッグ」。職人による実演は友禅染「糸目のり置きと金線仕上げ」を予定。
「染の小道」は落合・中井がかつて染色業で栄えていたころの風情を今に伝えたいと、染色業者、商店街、周辺住民が一体で取り組んでいる活動で今年8年目を迎える。開催は2月26日~28日の3日間。
今年開業20周年を迎える「東急ハンズ新宿店&高島屋タイムズスクエア」は新宿区の地場産業である染色業とのコラボ企画を記念行事として位置付ける。シリーズとして「染の小道」開催後の4月にも展示会を計画している。
営業時間は10時~21時。イベントは1月31日まで。ワークショップへの参加は東急ハンズ新宿店イベントページから申し込む。