リーガロイヤルホテル東京(新宿区戸塚町1、TEL 03-5285-1121)は10月1日、農林水産省「農業女子プロジェクト」の一環として、働く女性のための宿泊プラン「ワーキングウーマン リラックスステイ」の販売を始める。
同プロジェクトは、女性農業者の知恵や生産力をさまざまな企業のノウハウと結びつけて新商品やサービスを開発するとともに、女性農業者の姿を広く周知していく取り組み。農林水産省と民間企業が連携して2013年から行っている。
同ホテルが農業女子関連イベントを行うのは昨年7月に続き2回目。前回は農業女子とホテル利用者との交流が中心だったが、今回は農業女子を「働く女性の代表」として設定し、あらかじめ取ったアンケートの結果を宿泊プランに生かしたという。宿泊特典として、農業女子の生産物や同プロジェクトに参画する企業の商品を用意する。
広報担当者は「農業女子は物産展や展示会で日頃の活動や生産物を発信するために出張する機会もあり、ホテルの利用率も高い。普段忙しく働き、自身の健康や美容について考えたいが時間がないという女性たちに、疲れを癒やしてリフレッシュしてもらいたい」とプランの狙いを説明する。
宿泊客には、農業女子メンバーの太田佳美さんが生産した岡山県産ドライピオーネ(黒ブドウの 一種を乾燥させたもの)を進呈。宿泊中は参画企業であるタニタ(板橋区)が提供する健康計測機器新商品の使用体験、同じく参画企業であるコーセー(中央区)の新スキンケアラインのサンプル進呈など、「健康と美」をテーマにした特典を付ける。滞在中は館内ヘルスクラブのプールやサウナを自由に使える。
担当者は「当プロジェクトの参画企業は増えている。農水省が定期的に開く会議でも、普段の営業活動では知り合えない異業種と情報交換を行っており、今後もこうしたコラボ企画を考えていきたい」と話す。
料金は1万2,000円(1泊1室3人利用時、朝食付き)~。1日3人限定の完全予約制。2016年3月31日まで。